日本がバブル景気に湧いた頃の思い出(貧乏編)

あなたのバブル景気の思い出はどのようなものですか? 就職、青田買いで余裕でしたか?

それとも「ジュリアナ」で踊り狂っていましたか?

地上げで、都心の土地を高値で売って引っ越した方もいらっしゃるかもしれません。

なのに、私は超貧乏だったというお話です。

あなたのバブル時代の思い出と照らし合わせて懐かしんでみてください。

何か、出口の見えないような現在の日本で生きて行く中で、何かきっかけになる発想が、あなたの頭に閃いていただければ幸いです。

バブル景気っていつからいつまで?

バブル景気って、いつからいつまでをいうのでしょう。

世代的には、私はバブル入社組と言われる世代なのですが、まったくそんな恩恵を受けた覚えがありません。

逆にバブル崩壊後の就職活動の際は白い目で見られ、良い経験はありません。

一般的にはバブル景気とは、1986年[昭和61年]12月から1991年[平成3年]2月までと言われています。

個人的には、 上京する1年前から就職して挫折、そしてフリーターを経て再び夢を叶えようと再就職した時期です。

あなたにとっては、どんな時代でしたか?

「ダ・イ・ヤ・モ・ン・ド・だ・ね〜」って感じで青春していましたか?

あなたにとって、バブル景気と言えば何を連想しますか?

日本がバブル景気に湧いていた頃の私といえば、江東区の四畳半風呂なしトイレ炊事場共同という、バブル景気など、なんの関係ない生活をしていました。

とは言うものの、身の回りではバブル景気の影響を肌で感じる事が出来ました。

一般的なバブル景気の頃のキーワード

  • 地上げ屋
  • ウォーターフロントの開発
  • スキーブーム『私をスキーに連れてって』
  • JRのコマーシャル、山下達郎さんの『クリスマスイブ』
  • ジュリアナ東京
  • DCブランド
  • 就職、青田買い

ほとんどの出来事は、私にとっては他人事で、外野から眺めていました。

地上げ屋悲喜交々

お隣のボロ屋やから、とこどき、暖かく賑やかな家庭の音が聞こえてきていたのですが、いつからか、そのお隣から、わざとらしい咳がゲホーン、ゲホーンと絶え間なく聞こえてくるようになりました。

あれは、悪い地上げ屋の嫌がらせだったんじゃないかと思いますが、頑張って毎日咳き込んでいた嫌がらせ屋さんも、自分の人生を顧みちゃったりして虚しくなったりしなかったのでしょうか。

って他人の人生心配してる場合か!

当時の地上げ屋は金に糸目をつけ付けずに大枚叩いて土地を物色していたので、都心の自分の土地と家を売って郊外や田舎に越した人の中には、後のバブル崩壊を考えても、結果的には、凄く得をされた人がいらっしゃったのでしょう。

ウォーターフロントって

この地上げによる土地開発によって、都心に近い江東区や中央区の佃島あたりが開発され、高層ビルが建ち始めました。

いつしかその周辺は『ウォーターフロント』と呼ばれ始めました。

門前町の駅前を歩いていると、安岡力也さんが歩いているのを発見。

その後、テレビで安岡力也さんがゲストの番組で「オレのまちはウォーターフロントだワハハ」とかなんとか言っていた記憶があります。

今は、どこからも聞こえてきません。『ウォーターフロント』という呼び方。

バブル景気の就職

バブル景気の時は就職が楽でした。

専門職でも未経験者OKの業種多数ありました。

しかし、バブル崩壊の後の面接では、面接官は私の履歴書を見て、「バブル入社組か…」などと曰われまして、

私「うぐぐっ…」

バブル景気の日本の芸能界

バブル景気といって思い浮かべるのは、なぜだか『アン・ルイス』さんです。

吉川晃司さんやチェッカーズや荻野目ちゃんを引き連れて、夜の六本木でブイブイってイメージ。(あくまでイメージです。しかもかなり遠い所から想像してますw)

四畳半風呂なしアパートで『夜のヒットスタジオ』で歌うアン・ルイスを観ながら、ピーピーピーと弱音を吐いて「ろくなもんじゃね〜!」と叫びたかった昭和の終わりでした。

ソフトスーツを覚えていますか!

バブル時代といえば、サラリーマンの人も「ソフトスーツ」と呼ばれる、肩パットが入っていて、ベントの入っていない角ばったスーツを来ていましたね。

たしか女性も、そんなんだった気がします。ワンレンで。

吉川晃司さんだけではなく、おしゃれな人はみんな来ていました。

今、着てみると「はずかし〜!!」ってなります。(汗)

DCブランドってのがありました。

「DCブランド」っていう言い方、現在もするのでしょうか?

バブル景気の頃は、みなこぞってDCブランド(デザイナー&キャラクター・ブランド)を買い求めていました。

私は、そんな世間の風潮を知らないまま、「洋服のコナカ」で紺のスーツを買って成人式に出席しました。

すると、周りの奴らは「メンズビギ」だの「アルバタックス」だの、私には聞いたことない洋服の話をして、自分たちのスーツを見せ合っているではありませんか。

その時は、「洋服のコナカ」のスーツを着て成人式を着ていた自分が恥ずかしいとは思わなかったのですが、後々、洋服のブランドについて少しずつ知っていくうちに、ちょっとその成人式のことが恥ずかしくなった思い出があります。

だって、当時の「洋服のコナカ」のイメージキャラクターは「暴れん坊将軍」の松平健さんだったからというのもあります。

現在の「コナカ」「青山」「青木」などの格安系スーツ店では、アイドルや有名なモデルさんを起用して、昔の雰囲気とはずいぶん変わりましたね。

現在のフレッシュマン達は、格安スーツ系店舗でスーツを普通に買っているのでしょうか?

スーツのシルエットなど、格安スーツでも洗練しているように見えます。

私はスーツを着ない仕事になってしまったので、現在のビジネスシーンには疎くなってしまいました。

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