ユーチュー動画を見ていると、飼い主に寄り添ってくる亀とか、犬に、自分が遊んでいたボールをとられて反撃して奪い返す動画とか、亀はけっこう賢いんじゃないか?という期待のようなものを感じてしまいます。
わたしはカメは賢いと思いたいのです!
カメを飼育している人のお話しでは、皆一様に「カメは懐く」「カメは賢い」と言います。
飼い始めて2年が経った、ウチのクサガメを観察して、亀の賢さについて思ったことを書いてみたいと思います。
飼育している私自身が賢い人間ではないのが痛いところですが、これからクサガメを飼育しようと考えている方の参考になれば幸いです。
カメが賢いと感じたのは、時刻を感知する能力
飼育し始めの子ガメの頃は、エサを食べなかったのですが、バスキングライトの設置により、エサを食べるようになりました。
そして、クサガメが徐々に育つと同時に、今度は、私が部屋に居ると、飼育ケースの角で、私のいる方向に向かって、ただひたすらに「カメかき」をするようになりました。
まるで、シンゴジラが「第二形態」に進化したように、カメの脳細胞が増えていったのか!
私を、エサをくれる存在として認識したようで、私を見ると、私に向かってエンドレスに向かって来ていました。(水槽の角)
私に向かってアクションを起こしてくるということは、これすなわち、「懐いている」といっていいのでしょうか?
ここで、カメって賢いな、と思いたい感情が飼い主の心に生まれます。
私は、午後7時頃、帰宅して直ぐにバスキングライトを点灯して、エサを与えるのを日課としています。
カメには申し訳ないのですが、巨大化のスピードを遅くしたいので、エサは1日1回にしています。
ゲンキンなもので、カメはエサを平らげると、私への関心をなくします。
あれだけ必死に私に向かって突進カメかきをしていたのはなんだったのか?
ただ、エサをくれるのはコイツだぐらいの認識はあるらしい。
エサの時間しか、こちらにカメかきしてこなくなった
カメを飼育して2年になりますが、あることに気がつきました。
ここ最近気がついたのですが、私が休日にどこにも出かけずに部屋にいるにもかかわらず、カメは私に向かってカメかきをしてこず、ものすごく大人しくしています。
私はたまに、移動しているので、私の存在を認識しているはずなのですが、あまり活発に動きません。
それが、夕方、18時半ぐらいになると、俄然、飼育ケースの角の部分に突進して、半立ちになりアピールし始めます。
普段、与えているエサの量から考えると、午前中でもやや空腹のはずなのですが、「エサくれアピール」は決まった時間の18時30分あたりです。
どうやら、カメにも時間を記憶する能力があるようです。賢いぞ、カメっ!
カメ:「オッさん!いつもの時間だよ。早くエサをくだせー!」
セリフの後半部分はあやしいです。
親からエサをもらうような感情はないはず
カメは、自然界では、親ガメは子ガメを育てませんよね。卵を守りもしないはずです。
なので、鳥類や哺乳類のように、親が子に食べ物を与える。子が親に食べ物を求めるというという性質は、ないと考えられます。
によって、親子間の「情」のようなものはないと私は考えます。
そのように考えると、私が帰宅した時の、エサくれ行動は、ヒナが親鳥にエサを求める行動とは違う気がします。
子にエサを与える爬虫類はいるのか?
カメは、子ガメをにエサをやらないどころか、子育てはもちろんしませんし、卵を守る事さえしません。
子孫への気遣いとすれば、卵を土に埋めることくらいなものです。
そんなカメが、「エサを下さい!」と要求する頭脳はあるでしょうか?でも、そう見えるんですよね。
話を見出しの通りに戻しますが、子にエサを与える爬虫類はいません。
子育てをするワニでさえ、エサを与える行動は無しです。
子供を守っているのにエサは勝手に探して食え!
しかし、爬虫類なんだから、子を守るだけでもワニは立派です。
逆説的に考えれば、カメは産まれてから、育てられず守られず、自分だけで成長していかなけらばならないので、成長段階で学習していく能力を身につけているのではないでしょうか?
故に、カメって賢いな!と思わせるシーンによく出くわす。(無理矢理やな)
カメが本当に懐いているように見えるが…
カメの動画を見て回ると、本当に人に懐いているように見えます。 人に、どこまでもついてくるカメとか、指に乗せたエサを、指を噛まずに、ちゃんとエサだけ食べているとか。
部屋のレイアウトを覚えていて、戸を閉めると、別ルートで目的地に行けるとか。
水槽から出して上げて、家の中を散歩させると、決まった時間に水槽のそばに戻って来て、人に片手を上げて水槽に戻せとアピールするとか!
本当なのでしょうか?
いい意味で、飼い主がそう思いたいだけなのかもしれない…。
しかし、カメも求愛行動をして、子孫を繋いできたわけであるから、パートナーの代わりとして、飼い主に対して寄って行ったりするのは、やっぱり、好きという感情からのものであるはずです。
コミュニケーションがとれているんですよ、カメと飼い主は。
今日、汚れた甲羅を掃除してあげようかな。
カメを散歩させている人に曹禺
先日、東京の杉並区の大宮八幡神社の門からけっこう大きな(25cmほど)ミシシッピーアカミミガメが1匹、トコトコと歩いて出てくるのを見ました。
なんだ!?と驚いたのですが、後ろから、おばちゃんがカメを見守りながら、ゆっくり歩いてきました。
おばちゃんは、カメを散歩させていたのです。
おばちゃんは、その大きなミシシッピーアカミミガメを抱き上げました。
そして、すぐ近くにある「善福寺の池」が見える丘に立ち、柵の上にカメを乗せました。
しばらくの間、カメに善福寺の池の様子を見せてあげているのでした。
そのカメはおばちゃんに両手で持たれてもじっとしています。
善福寺の池の横にある看板には、外来生物を駆除したことが書かれていました。
おばちゃんと散歩していたミシシッピーアカミミガメは、きっと善福寺の池にずっと住んでいて、駆除されて、おばちゃんが引き取ったのだと想像します。
その後、おばちゃんは、ママチャリの前カゴに、デカいミシシッピーアカミミガメを入れて、帰って行きました。
この光景を見て、やっぱりカメは人に懐くと確信しました。
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