虚弱体質を改善した方法を有名なスポーツ選手の例から学ぶ

聞いたことはありませんか?

有名なスポーツ選手が、子供の頃は虚弱体質だったというお話。

虚弱体質にも、いろいろな原因があるとは思いますが、もし、あなたが体力に自信がなく、自分の健康にいまひとつ自信がないのなら、有名なスポーツ選手がどんな方法で虚弱体質を改善して一流になったかを参考にしてみてはどうでしょうか。

元バレーボール全日本 大山加奈さん

元バレーボール全日本の大山加奈さんは幼少のころは喘息でした。

大山加奈さんの改善方法と予防対策

  • 水分不足に気をつける
  • 毎日、朝晩の吸入治療を怠らない
  • 部屋を頻繁に掃除してハウスダスト対策をする
  • 保湿に気を使う

大山加奈さんは、バレーをやっている間は、気が張っていて喘息の発作がさほど出なかったということです。

彼女は、喘息を改善したというよりは、バレーボールをやりたいという強い気持ちと、しっかりとした自己管理能力が現役時代の喘息を軽くさせたのです。

喘息が完璧に改善されなくても、自己管理をしっかりすることによって、オリンピック(2004)アテネ)にも出場できることを証明してくれました。

 スピードスケート 清水宏保さん

スピードスケートのオリンピックゴールドメダリストの清水宏保さんも小児喘息でした。

改善方法

  • 親の方針で、子供時代は薬を使わず運動療法と民間療法を行なっていた
  • 風邪をひかないように日々、最善を予防策を行なっていた
  • 選手時代は、固定自転車を失神しそうになるまでこぐ、などの激しいトレーニング

幼少期、親の方針で、薬を使わずに運動療法を選んだことでスポーツ選手としての下地になっていったというのは奇遇です。

しかし、清水選手本人はこの方法は決してすすめていません。

現在は新薬の吸入薬を毎日使用されています。

喘息を完全に治してオリンピックのメダルを取ったのだと思っていましたが、喘息とうまく付き合いながら競治して技生活を続けていた知って感服するばかりです。

レスリング・ゴールドメダリスト 吉田沙保里さん

レスリングゴールドメダリストの吉田沙保里さんも、幼少の頃は体が弱く、肺炎、腸重積などを患っていました。

食が細く、病弱でしたが、父親が開いているレスリング道場で兄弟と一緒に体を鍛える事で、オリンピックで金メダルを獲得するまでになりました。

成人の喘息と診断される

吉田沙保里さんは、2015年の末には、成人の喘息と診断されました。 霊長類最強の女性でも、喘息になってしまうのです。

しかし、逆に考えれば、喘息でも、正しいケアをすれば、アスリートとして、超一流までになれるという事です。

喘息のアスリートが続々

喘息のアスリート

  1. イアン・ソープ(水泳・シドニー・アテネオリンピック金メダリスト)
  2. 寺川綾(競泳・ロンドンオリンピック銅メダリスト)
  3. 伊藤華英(競泳・北京オリンピック出場)
  4. 米田 功(アテネオリンピック金メダリスト)
  5. 羽生結弦(フィギュアスケート・ソチオリンピック金メダリスト)
  6. 為末 大(陸上・シドニー・アテネ・北京オリンピック出場)
  7. 岡崎慎司(サッカー日本代表)

などなど、

沢山と言っていいほどの、喘息と付き合いながら、もしくは幼少期に喘息だった一流スポーツプレーヤーがいます。

とりわけ、喘息の子供が水泳を始めるという例が印象に残ります。

水泳という競技が、発作の出にくい環境、気温や湿度が保たれている場合が多く、喘息の子供にとって、向いている競技だという側面もります。

とはいえ、子供に運動をさせるときは細心の注意を

メダリストをはじめとするアスリートには、喘息の選手が多いという事実に驚かされます。

吉田沙保里さんや清水宏保さんを見ていると、喘息=虚弱体質という図式はなりたたないようです。

しかし、運動誘発性の喘息での危険を考えれば、やみくもにスポーツを奨励できるわけではありません。

喘息のお子さんにスポーツをさせる時は、やはり細心の注意をするべきでしょう。吸引治療薬の開発も進んでいます。

どんなスポーツをするにしても、喘息に負けずに、世界的なアスリートを目指して負けずに頑張ってほしいですね。

喘息じゃない、虚弱だった   アスリ ート

喘息=虚弱体質が、いまひとつ成立しないので、子どもの頃、細くて病弱だったアスリートを探してみると、

角田信明さん(空手家)

角田信明さんは、子どもの頃、病弱で、よくイジメにあった。

クラウべ・フェイトーザ(空手家、K-1ファイター)

クラウべ・フェイトーザ選手は、少年時代、痩せっぽちの虚弱体質で、親が心配し、空手を始めることに。

エフゲニー・プルシェンコ(フィギュアスケート)

トリノオリンピック、男子フィギュアスケート金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ選手は、幼少の頃は虚弱体質で、生活していたシベリアの気候に負け、肺炎になり入院。

比較的暖かい、親の故郷へ戻り、スケートを始めると、体は鍛えられていった。

おまけ

私の小学生時代のヒーロー、『世界の王』こと王貞治さんは、虚弱体質だったかは分かりませんが、生まれた時は双子の未熟児でした。(二卵性双生児の姉と弟)

取り上げられたときも、産声をあげませんでした。

小学生の時、私は、小学館の『王貞治物語』読んで王選手にのめり込みました。

一流のアスリートは、皆、弱点を逆にバネとして、大きく飛躍しているんだということを感じさせられます。

私たちも、分野は違っても同じ、自分の中の弱い部分を常にケアすることによって、集中力を高め、普通というラインより、前へ前へと先んじることは可能かもしれません。

体の弱かったアスリートのエピソードを知って、私たちにも少しでも向上できるものがあるかもしれないと、遅まきながら感じさせられました。

関連記事

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする