知っていますか?
夏には、警備員のアルバイト求人募集が沢山あることを。
なぜかというと、夏には警備員が大量に動員される、花火大会が各地で開催されるからです。
花火大会に警備員として参加しよう
あなたは、東京近辺の花火大会に行ったことがありますか?
行ったことがある方はご存知だと思いますが、沢山の警備員があちらこちらの街角に立っています。
河原にも、踏切の脇にも…。
夏休みのアルバイトとしての警備員
警備員が割りのいいバイトかといえば、そうではないかもしれません。
初めての警備員のバイトなら、数日の新任教育を受けなければいけません。(新任教育でも賃金が払われます。)
※2020年の東京オリンピックは延期になってしまいましたが、このオリンピックに於ける警備員不足を避けるためか、新任教育の時間が短くなりました。
現行
「基本教育15時間以上・業務別教育15時間以上の年間計30時間以上」
から
「基本教育と業務別教育を合わせて20時間以上」
に教育時間数が削減になりました。
現在、日本の就業率が一時期と比べると随分と上がっている状態です。
各業種の求人率も上がり、賃金も幾分上がっています。
この現在の状況で、あえて警備員を、フルタイムでの職業に選ぶ人の数が減っています。
他にも割りのいい求人が出てきているのが原因です。
という理由もあり、警備業界では、やや人手が足りない状態です。
従って、副業や学生のアルバイトでも歓迎しています。
そんな状況ですので、夏の花火大会の日だけでもいいから、人員が欲しいという警備会社はけっこうあるのです。
夏の間に数日間だけ、アルバイトをしたいと思っている方には、警備員という選択肢も考えてみると良いでしょう。
花火大会での警備員の仕事内容
花火大会での警備員の役割は、交通誘導と雑踏警備となります。
花火大会に来られる人々に、快適に過ごしていただけるように、大会の決まりごとを守って頂き、イベントを円滑に進めることをサポートするのが仕事です。
花火大会での警備員の仕事内容は
- 進路の案内
- 会場の案内
- 進路途中で立ち止まったり、道路に座って花火を鑑賞し始める人へのお声掛け
- 通行止め区域に車や人が入らないように立哨し、監視する。
- 横断歩道での危険を防止する。
- 電車の踏切から線路内に人が入らないように監視する。
- 場所が分からない観客に尋ねられるので、行き方を説明する。
- 不法な駐車をする観客への声掛けや駐輪場の場所の案内。
- 危険区域への観客の侵入を防ぐ。
- 花火大会終了後に、いつまでも会場に残って騒いでいる観客を退場させる。
など、他にもいくつかの仕事があります。
どのようなポジションに配置されるかは運ですが、夏休みだけのアルバイトの警備員には、それほど難しい役割りは与えられませんので、心配することはありません。
警備員がしてはいけないこと
警備員は警察とは違いますので、警察類似行為はしてはいけません。
従って、花火大会のような場所では、
- 一般の人から、落とし物を預かってはいけません。
交番か近くにいる警察官に持っていくように拾い主に説明します。
- 腕力を使った行為も絶対にしてはいけません。
- 一般人との口喧嘩もしてはいけません。
酔客の中には、信じられないような悪ふざけをする人間もいます。
困った時には、まず自分の配属されたグループの隊長さんに連絡して判断を仰ぎましょう。
花火大会には、本当の警察官もたくさん動員されますので、近くに警察官が入れば、対処をお願いします。
※警備員は、花火打ち上げ時間よりも、ずっと早く、お昼ごろから現地に集合して準備をし、現場にそれぞれ配置されます。
※2020年はコロナウィルス騒ぎで、各地の花火大会は、ほぼ中止になってしまいました。
世の中が通常の状態に戻れば、また警備員も大量に必要とされる時が来ると思います。